社内報とは?
社内報とは企業が社員に向けて発行するもので社員相互の意思疎通を図る目的や会社の考え方や情報を共有する目的があります。最近では企業ブランディングの一環として社内広報ツールが使われている場合も多々あります。またグローバルな企業や業界ではグローバル社内報を発行し単に翻訳するのではなく現地情報を追加して発行しているものもあります。
なぜ社内報を発行するのか?
一言でいえば「会社の事を社員全員で知るため」に尽きると思います。
会社によって発行する理由が少しづつ違うかと思いますが
「経営ビジョン、経営方針、経営課題を伝える」
「各部門からの連絡、報告をする」
「社風や企業文化を伝える」
「技術や知識を伝える」
「社員のモチベーションアップを図る」
などの理由から社内報を発行している事が多いです。
これらすべてに共通して言えることは【社内で起こっている事・決まっている事を知らない!なんていう人を作らない】ということです。従業員がとても多かったり、人員不足で一人が多くの業務を掛け持ちしている場合他の部署や社員、あるいは会社が何をしているかが見えにくくなってきます。自分の会社がどんなことをしているのかわからないままだと「社内で何か起こっててもわからないということは...自分が会社に与える影響も少ない」と感じ仕事への取り組み方も消極的になり、企業の発展や維持も難しくなってきてしまいます。
社内報のもたらす効果とは?
社内報を通して会社の考え方や情報を共有することで、社内の団結力が強まったり、他部署の仕事や他社員の仕事の様子を紹介することで、仕事へのモチベーションUPが期待できます。従業員がとても多かったり、人員不足で一人が多くの業務を掛け持ちしている場合「この仕事が何のためになるのか?」と目的を失いやすくなります。そのような時でも、社内報を通じて会社の方針や他部署の様子などを再認識することが出来れば自分の仕事は何のためにあるのかがしっかり見えてくるようになり、仕事への取り組み方が変わるきっかけになるでしょう。普段何気なく作っている社内報でも、載せる内容や伝えたい事を明確にして制作すれば、会社全体にも社員個人にもとても大きな影響を与えるものになります。社内報がもたらす効果は底知れないのです。
社内報は紙がいいの?WEBがいいの?メルマガ?SNS?
答えは「会社によって違う」です。
ある企業では社内報を紙からWEBへ変更しましたが、再び紙へ戻っています。また、ある企業では発行する内容や読んでもらいたい人によって紙面にしたりWEBにしたりと柔軟に対応しています。これらは読んでもらいたい人のニーズに応えるために起こったことです。
デスクワークが多い部署では紙は邪魔になるからとメルマガやWEBが好まれ、営業で外出が多い部署ではSNSのような仕様で新しい情報をすき間時間に確認できる方が便利と聞きます。また、中小企業や店舗で働く人、配送スタッフや工場で勤務する人などからは朝礼などで皆で読めたり、空いた時間に見ることが出来る紙を希望することも。
社内報を発行する媒体は、自分たちの会社の社員が読みやすい媒体にすることが必須です。業者からおすすめされた媒体で発行するのは読んでもらえない可能性も出てきますので注意が必要です。
ただ、今の社内報を読んでもらえていない等の理由から、新しいチャレンジとして媒体を変更することはOKです。その際は、発行してから社員の反応を見て媒体を変更することもあると思いますので業者選びの段階ですべての媒体で発行が可能かどうかを確認する必要があります。