モチベーションや生産性向上が期待できる「エンジェルリポート」とは?

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従業員のモチベーションや生産性向上に貢献する「エンジェル・リポート」という取り組みをご存知でしょうか。
今回はその「エンジェル・リポート」という活動を紹介します。

エンジェルリポートとは?

エンジェルリポートとは、社員同士で業務内容等に関しての感謝や頑張りを褒め称える内容を綴る取り組みです。

普段仕事をしていると「あの人頑張っているな」「大変なときに声を掛けてくれて助かった」などあるかと思います。しかし業務が忙しかったり、恥ずかしかったりで直接本人には伝える機会もなく埋もれてしまうことも多いはずです。そんな思いを拾ってリポートすることで本人に届けたり、社員同士が褒めたたえ合ったり、他の社員がその言動や仕事ぶりを参考にしたりできる。それがエンジェル・リポートです。
「エンジェル」は頑張って働いている社員・従業員のことを指します。

エンジェルリポートの始まりは?

「エンジェル・リポート」という取り組みを始めたのはJR東日本テクノハートTESSEI社と言われています。
JR東日本テクノハートTESSEI社はJR東日本管内を走っている車両の清掃業務を担っている会社です。
新幹線が停車している短い時間に車内を綺麗に清掃する様はいつ見ても凄い仕事だなと感じます。

そもそも厳格なマニュアルに管理された業務に、多くの従業員は仕事にやりがいを感じておらず不満やストレスを抱えていたそうです。
そんな業務環境の改善のひとつとして「エンジェル・リポート」が始まったとのこと。

選ばれた30人のエンジェルリポーターが、賞賛すべき行動をしていた従業員(エンジェル)の様子をリポートしています。
これは、「目立たないけれどコツコツと頑張っている人たちを、どうすれば評価することができるだろう?」という課題を解決するために、導入された取り組みだそうです。
エンジェルリポーターという第三の目で頑張りを見つけることで、ほかのメンバーに行動指針を示すことができ、チーム全体の成長へとつながります。

エンジェルリポートで見込める効果

社員・従業員同士がお互いに注目し合いリポートすることで、「自分のことを見ていてくれている・認められた」と感じて、まわりの人たち、引いてはチームに感謝の気持ちを持つようになります。それがチームワーク向上へと繋がっていくことが見込まれます。
お互いが注目することも習慣化することで普段気づかなかった部分にも目が行き届くようになり、それは社員同士だけではなく顧客に接する際の意識に影響していくことも期待できます。
また「エンジェル・リポート」を取り入れたことで定着率があがったという声も聞かれます。

エンジェル・リポートをアレンジして取り入れている会社もあります

弊社が製作を担当させていただいている社内報にはエンジェル・リポートを自社独自の方法で取り入れている会社様もございます。

【A社様の場合】エンジェル・リポートノートを配置

エンジェル・リポーターという役割を設けず、社員全員が終業時にその日気付いた社員の頑張りや感謝を誰でも記入できる専用のノートに書き記し、ある程度まとまったら社内報に掲載して共有する。

【B社様の場合】社内報にエンジェル・リポートのコーナーを毎号掲載

社員同士で頑張りを賞賛したり感謝を伝えるコーナーを定期化して社内報で紹介。
各号ごとに、今回は関東事業所の社員、次回は東北事業所の社員、というように事業所単位で他社員に頑張りや感謝のコメントを伝えるコーナーを毎号掲載しています。
社内報制作担当者が事業所へ協力を依頼し、コメントを募って誌面に掲載を行っています。
協力会社担当者や家族など社員以外へも感謝を伝えることができる1コーナーとなっています。

このように自社のスタイルに合った方法に落とし込んで実践してみてはいかがでしょうか。

もし「エンジェル・リポート」を取り入れたいけどハードルが高いな、どんな風に進めたらいいんだろうなどございましたら弊社までお気軽にご相談ください。
取り組み方や社内報への掲載などお手伝いさせていただきます。

この記事を書いた人
伊藤 慎一

1969年、愛知県名古屋市出身。有限会社ゴルゴオフィス 営業部長。

2000年「有限会社ゴルゴオフィス」を現代表と立ち上げ、20年以上デザイン製作に携わる。

2018年 紙の社内報制作専門サイト「社内報製作・相談ドットコム」をオープン。
社内報作りの相談窓口として年間100件ほどの社内報、広報誌などのデザイン製作から印刷までを担当。出版物や販促物のデザイン製作の経験を活かし、社内報担当者の方々が少しでも負担を軽減できるよう取り組んでいる。全国の小学校・中学校・高校のPTA広報誌制作をサポートする「PTA広報誌アドバイザー」としても活動中。
趣味はカメラ。お客様との打ち合わせに行く度に何気ない風景の写真が増えている。

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