社内報のデザイン、レイアウト置き去りになってませんか?

デザインについて

「社内報 デザイン」で検索したあなた。
もしかすると今、

・デザインを良くすれば読まれるはず
・オシャレなレイアウトテンプレートを探したい

そんなふうに考えていませんか?

でも、ちょっと待ってください。
【見た目】から入ると、伝わらない社内報になるリスクがあるんです。

「デザイン=見た目」ではない

デザインという言葉は広く使われますが、単に「オシャレにする」ことではありません。

本来は「目的に応じて設計すること」=デザインです。

社内報は「情報を伝える」もの

ポスターや広告とは違い、社内報は「読ませる媒体」です。

だからこそパッと見のデザインだけでなく読みやすく構成されたレイアウトが重要です。

素人がやりがちな「レイアウトを置き去りにしたデザイン」

たとえば、よくある失敗として

・写真が目立つけど、どこから読んでいいかわからない
文字多いためかたまりが大きく、読む気にならない
・目次も見出しもなく、情報の優先順位が不明

これは、見た目の装飾ばかりに気を取られ、レイアウト=設計を軽視した結果です。

伝わる社内報は「レイアウト」から始める

「読みやすいようにどう並べるか」から考えること。

この設計ができて初めて、デザインが活きてきます。

社内報のデザイン・レイアウトを決める3つの成功ポイント

社内報のデザイン、レイアウトを決めるといっても何から手を付けるのかさえわからない方も多いのではないでしょうか。

まずは作る際に必要な要素をお話しします。

【社内報デザインの成功ポイント①】設計図をつくる

初心者の方や未経験の方を見ているといきなりデザインから始めてしまう方が多いです。

社内報のデザインにはやはりまずは設計図が必要です。
設計図がレイアウトとなります。デザインをする前にレイアウトを作るのが一番の近道です。

紙は何でもいいのでまずは手書きでどこに何を入れるか考えてみましょう。
例えばA4・4ページだとします。

・1番目立ちたい記事は表紙にのせるのか?
・内容が濃いので中面2ページ使って見せるのか?
・1番目立ちたいものが1番目立つように
・2番目に目立ちたい記事は1番目立ちたい記事より目立たないように

このように作っていけば自然にレイアウトが完成します。

溢れてしまった場合はページ数を増やす、もしくは記事を小さくする、
などの方法でレイアウトを決めてください。
と言ってもなかなか難しいですね。

そんな場合は何かを参考にしましょう!

例えば

・前年の社内報から
・区や市の広報誌から
・毎月来るカードの請求書に入っているパンフレットから

などなんでも大丈夫です。

これで設計図は完成です!

【社内報 デザインの成功ポイント②】全体のレイアウト

記事ごとのレイアウトですが
作った設計図のどの位置のものかを把握してください。

1番目立たせたい記事を最初に作ることができれば楽なのですがそうとも限らないですね。
設計図に順位をいれておくとどのくらいのものを作るかわかりやすくなります。
記事のレイアウトは基本写真と文章もしくは文章のみになると思います。

まずは文章量がどれくらいあるのか?
写真は縦なのか横なのか?何枚あるのか?

ここさえ分かっていれば設計図のスペースに合わせて作ってみてください。

全体のレイアウトのコツでありがちなのは紙面びっちりにレイアウトされていることです。
びっちりすぎるとかなり見づらいデザインになってしまいます。

そこでまずは全体のまわり1.5から2.5cm空けてみてください。

その中でレイアウトを組んで社内報をデザインしていくとかなりまとまりがでます!
見開き2ページを使う場合も同様で周りを空けてください。

あとは色数を使いすぎない事です。

紙に印刷の場合ですと

紙の白、
文字は黒、
それ以外はあと2色くらいにするとまとめやすくなります。

写真が入るのでそこで多色を使っています。
あまり色を使ってしまうと見づらいものになってしまいますのでご注意を。

この2点を守っていただくだけでかなり見やすくなります。

【社内報デザインの成功ポイント③】書体

社内報をデザインするうえで一番難しいのが書体選びと書体のサイズです。

初心者の方にはまずゴシック以外は使わないのが一番です。
明朝系は縦書きの場合は使いやすいのですが横書きになるとかなり使いづらいです。

文字間は普通にうつとかなり空いてしまいますので適度に詰めてください。

行間も同様です。

ご自身で読みやすいと思う文字間、行間で大丈夫です。
サイズですが見出しと本文で大きさを変えてください。
見出し3に対して本文1くらいの割合で良いと思います。

書体の色は必ず黒を使用してください。
黒にする分、文字間、行間を詰めすぎると全体で見たときに
黒い塊になって見栄えが悪くなります。

見栄えが悪くない程度で文字間、行間を調整してください。

文章量が多くてレイアウトに収まらないことがあると思います。
その場合は書体サイズを小さくしたり、文字間を詰めて無理やり入れ込むことをする方が多いです。
その逆で文章が少なく書体サイズを大きくしたり、隙間がすごく空いていたりなんてこともあります。

このような場合はできるだけ文章を調整してください。
文章を短くまとめたり、追加したりして調整したほうがレイアウト、デザインの見た目はぜんぜん良くなります。

ここまできたら完成間近です!

最後に全体のレイアウト、デザインを統一させて完成です。
デザインに統一感がないとどこから見ればよいか分からなくなってしまいます。
一番のコツは読んでもらう人のことを想像しながら作ることです。

読んでもらう人のことを想像しながら作ったものは絶対に良いものになります。
プロっぽく作る必要はありません。
それでもプロっぽく作りたい方はぜひ当社にご相談ください!

まずはご自身でトライしてみて
上手くいかなかったら最後のフィニッシュを依頼するのも手かもしれませんね。

この記事を書いた人
伊藤 慎一

1969年、愛知県名古屋市出身。有限会社ゴルゴオフィス 営業部長。

2000年「有限会社ゴルゴオフィス」を現代表と立ち上げ、20年以上デザイン製作に携わる。

2018年 紙の社内報制作専門サイト「社内報製作・相談ドットコム」をオープン。
社内報作りの相談窓口として年間100件ほどの社内報、広報誌などのデザイン製作から印刷までを担当。出版物や販促物のデザイン製作の経験を活かし、社内報担当者の方々が少しでも負担を軽減できるよう取り組んでいる。全国の小学校・中学校・高校のPTA広報誌制作をサポートする「PTA広報誌アドバイザー」としても活動中。
趣味はカメラ。お客様との打ち合わせに行く度に何気ない風景の写真が増えている。

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